アグリロードの四季
私たちの1年間の主な農作業
苗を作る
しっかりした籾から生命力の強い苗をつくることが、よいお米づくりの絶対条件です。
種籾の準備
籾に付いている不要な部分や小さな籾などを取り除きます。
稲の病気の原因菌などを取り除くために、60度のお湯に10分程度漬ける方法で消毒を行います。手順さえ誤らなければ化学薬剤以上の効果があります。
その後、積算温度が100度になると発芽が始まります。
籾蒔きと育苗
培土をつくり、調整した肥料を仕込んだ育苗箱を準備します。
そこに播種機を使って180〜200gの籾を蒔き4週間ほど育てます。田植後の雑草防除のための深水管理に堪えられる、生命力の強い4〜5葉苗になるまで育てることができます。
万が一の長期低温や寒の戻りに対応できるよう、ハウスの下でプール育苗を行っています。
田植え
春先から準備した田んぼに、稲がしっかり根を張って育つよう、気持ちを込めて植えていきます。
代かき
田んぼに水を引きこみ土と水を攪拌するために1回目の代かきを行います。
その後、約5cmの水を張って放置し、2回目の代かきを行います。
均一に稲の好む土の軟らかさにすることで、育ちにムラがなくなり、より良好な発育と収穫が期待できます。地味ですが重要な作業です。
植えつけ
2回目の代かき直後(例年5月10日頃)に田んぼへの植えつけを行います。
主に田植え機を使いますが、まっすぐに、そして田んぼの面積に対して最適な苗の数を均一に植える必要があるので、予想以上にデリケートな作業です。
アグリロードでは苗の1本ずつがのびのびと力強く育つように1株を2〜3本とし、1坪あたり50株を植えつけています。
除草と管理
稲の状態をよく観察し、のびのび育つようにサポートする。それが水田管理の基本です。
除草作業
田植後しばらくして2024年から一部再開した有機栽培の田んぼでは機械除草を行います。 土の表面をかき混ぜることで、発芽しかけた雑草が成長していくのを抑えます。
雑草はあちこちからどんどん生えてきます。目視できる程度のものが増えてきた時期に、手で 草を取っていきます。ここは根気と体力勝負です。
成長を見守る
稲の葉の色や丈の様子を継続して調べ、また気候の変化によって田んぼへの水の流れをコントロールしながら水温を調整します。合わせて、手での除草作業も引き続き行います。稲にストレスを与えず、稲自信のペースで成長させる私どもの栽培方法は、微妙な変化を見逃さないようにする必要があるため、日々管理を怠れません。
7月後半に入ったら田んぼから水を抜き、中干しを行います。しばらくして穂が出始めたら再び水を張り、それから2週間程度は水をきらさないようにします。ヒエが勢いを増すのもこの時期ですので見つけたら根気よく手で抜いていきます。
刈り入れ作業
1年の思いが結実する10月。土と水と太陽の恵みがぎっしり詰まったお米になります。
刈り取り
その年の気候により違いますが、10月上旬から中旬が刈り取り時期となります。お米の味の決め手となりますので、刈り取り作業日の見極めはとても重要。長年の実績がモノをいいます。
田んぼの稲の状態から優先順位を決め、コンバイン等を使ってなるべく短期間で作業を終えるようにします。時間がかかるとお米の質のばらつきが大きくなってしまうからです。コンバインを入れることが難しい場所は、当然ですが手作業で刈り取っていくことになります。
乾燥と保管準備
脱穀した生籾を乾燥機にかけていきます。
乾燥はおいしさを一定に保ったまま長期間保存するために欠かせない大切な行程です。刈り取ったばかりのお米には水分が23%ほどあるので、これを15.5%まで落とすことで休眠状態にします。籾を若干寝かしてから2台の大型乾燥機を使ってムラなく空気を送りこむことで、お米に負担をかけないように配慮しつつ乾燥させています。
ある程度まで乾燥が進んで目標の水分量に近づいたら、あとは機械任せにせず、こまめに水分量の測定を繰り返しながら理想の水分値に追い込んでいきます。
お米の出荷
安全なお米だからこそ、より安心をお届けするための努力を続けています。
品質チェックと出荷
白米の場合、ご注文をいただいてから精米しています。使用する精米機は米粒に圧力がかからない方式ですので熱がほとんど発生せず、お米の風味や栄養価を損いにくいうえ、見た目も光沢のある良好なものとなっています。
出荷時には粒が小さいお米を機械選別した後、稲麹菌の付着などにより色のついたお米、また小石やガラス・もみ殻などが混在していないかをチェックするために色彩選別機などを使用。粒がそろって、より安心なお米をお届けすることができます。選別から外れたお米は、田んぼへの肥料として余さずに大活躍します。
耕起作業
来年の作付けのために、田んぼの管理も欠かせません。
春に向けての準備
年末近くにかき殻の散布を行って、田んぼはしばらくお休み。
年を越えて一番寒い頃には耕起作業を行います。寒ざらしにすることで地中にある雑草の種子や芽を無力化。また、微生物の活動を促することで春以降の土づくりの基礎を整えるのです。育苗のための温室整備や器具の調整など、春までに済ませておくべきことは意外とたくさんあります。