自然の力を最大限に利用
よいお米づくりで大切なのは、稲自体のもつ生命力をしっかりと引き出すこと。
抵抗力が強く元気に育つ稲の基礎づくりを行うために、種もみを播く量を一般的な量の半分程度におさえ、1本1本の根や葉をしっかり成長させて田植えまでに苗を通常より大きく育てます。
田植えの際も通常の植え付けと比較して、単位面積あたりの株数は約半分。さらに1株あたりの稲の本数は2〜3本にしています。
居心地の良い田んぼで、光と栄養をたっぷりと使って伸び伸びと健康に育ったワイルドささえ感じられる稲は、葉の緑が濃くて根は地下150cmぐらいまで張ることも。
獲れたお米には、人間の身体に必要な栄養素がより多く含まれ、1粒がしっかりして粘りもあるので、いわゆる食味値も当然ながら高くなります。




土づくりのためや栽培に使用する資材は、安全であることはもちろん、環境負荷が少ないことを優先に選択し使用しています。
肥料をつくり出すために大量のエネルギーを消費したり、多くの副次物が発生していては本末転倒になってしまいますので、そういったものもほとんど使用しません。
この実践のためにアグリロードの農園では、周辺地域の食品生産者様などにも協力いただき、農業的に価値のある残材等を有効利用する試みにもとり組んでいます。