農業と地域の未来を創生する
300年の歴史を基礎に新たなチャレンジを続けています

震災を越えて、持続可能な新しい農業形態へ

地域の土地が耕され、若い世代が安心して農業の再興に取り組める環境を整えるために

おいしいと言ってもらえる、おいしい米づくり

環境に配慮し、できるかぎり安全で環境負荷が小さい資材を使用、また、栽培時に生じる副産物を積極的に活用する栽培を目指します。
微生物や動植物などの自然の力を最適・有効に利用することで、稲の持つ本来の力を引き出して、栄養価が高く、命をちゃんと支えられるお米をつくります。
震災で途絶えた有機栽培についても、2024年に一部区画でJAS認定を再取得し、技術継承のために少量生産(一般販売なし)するなど、さまざまなチャレンジを行っています。

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最先端技術を取り入れた効率的な栽培

南相馬にはロボットのテストフィールドも出来ています。
こういった新しい技術を積極的に取り入れ、少人数でより広い耕地を作付を目指すことは、農業従事者人口が激減している今の、大切な課題です。
荒れた耕作地を減らすために、これまでの少量高品質な米づくりと並行して、大規模な栽培の仕組みづくりにも取り組みます。

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技術伝承できる環境づくり

アグリロードは、現役世代や若者たちが農業にチャレンジできる環境を整えます。

また、農家民泊を中心とした宿泊施設の運営を目指すとともに、葉物野菜の生産、将来的にオリーブの栽培といった南相馬の気候を生かした新たな作物にもチャレンジしていきます。

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挑戦の第一歩 酒米栽培とオリジナル日本酒の創出

新しいブランドを通じ、良質な福島産品をより多くの方に

南相馬の将来に向けた挑戦の第一歩として、良質な酒米を栽培し、新たなブランドのお酒を作ることから始めました。

このプロジェクトは、農園でできるお米のおいしさに感動した方々の発案で立ち上がりました。お酒の仕込みは、隣町の浪江町で酒造りを営んでおられる鈴木酒造さんにお願いしました。ラベルは日本を代表する高級和菓子店のパッケージを手がけるデザイナーさんによるもの。お酒の名前は相馬家第34代の相馬行胤氏からいただきました。また、PRやマーケティングについてもプロボノの仲間たちに協力いただいています。

この取り組みは2020年度のグッドデザイン賞を受賞いたしました。

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